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熊野灘 深い森の奥から、神々の呼ぶ声が聞こえる。
宝篋印塔 ほうきょういんとう
【写真】宝篋印塔
 昔から熊野川は、砂利浜のため河口が詰まって船の出入りができなくなることがあり、困り果てた鵜殿・新宮などの回船衆たちが語り合って建てたのが、この塔である。「熊野年代記」には、三千個の石経(航海の安全を祈念して小石に経を書いたもの)を塔の下に埋め供養を行なったと記録が残る。今も昔も船の安全は港町共通の願いであった。

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七里御浜 しちりみはま(世界遺産)
【写真】七里御浜 緑の木々と波の音、彼方まで広がる長い浜―熊野市から鵜殿村まで約22kmに及ぶ海岸は、日本の渚百選、日本の白砂青松百選などにふさわしい。その懐かしい日本の海の原風景は、現代の人々の心をもとらえて離さない。
 




鬼ヶ城 おにがじょう(世界遺産)
【写真】鬼ヶ城 海に面した岸壁が、長い間の浸食と度重なる大地の隆起とによって変形し、今日の奇岩洞窟を作り出した。その長さおよそ1km以上、洞窟に住み着いて村人を苦しめた海賊を坂上田村麻呂が討伐したという勇ましい伝承が残っている。
熊野古道 くまのこどう(世界遺産)
 古の昔より、神が住むとあがめられる熊野三山を目指す山麓の参詣道が熊野古道である。深い森と永い歳月が守り育てた祈りの歴史と文化は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に名を連ねる。険しい峠を海沿いに越えていく「伊勢路」ルートには数百年前の石畳も残されており、曽根次郎坂・太郎坂の峠からは二木島湾を一望できる。 【写真】熊野古道(波田須)
 
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獅子岩 ししいわ (世界遺産)
【写真】 獅子岩と熊野の花火




 七里御浜の北端、25mの高所から太平洋に向かい雄々しく頭を向ける獅子のような奇岩。海に吼える大自然の芸術作品は、旅人の胸に思い思いの物語を描かせ、国の名勝・天然記念物として今日も愛されている。





大王埼灯台 だいおうざきとうだい
【写真】 大王埼灯台  勇猛で知られた九鬼水軍の城塞と同じ場所にそびえる白亜の灯台は、難所を照らして行き交う船を港に導く。海の彼方に知多半島と渥美半島を望む岬の足元では、太平洋の荒波が大きく二つに断ち切られ、激しく打ち寄せる様子を間近に見ることができる。
楯ヶ埼 たてがさき
【写真】楯ヶ埼 海に向かって並べた楯のように、ニ木島湾の入り口にそびえる大絶壁で、古くは平安時代の「熊野紀行」にも登場する。高さ100m、周囲約600mの巨大な奇岩に打ち寄せる波は、今もその岩肌をむき出しに洗い続けている。




高塚公園展望台 たかつかこうえんてんぼうだい
【写真】 高塚公園展望台  熊野灘の雄大な風景と彼方に浮かぶ大小の島々を一望できる。ライトアップされると灯台型の外観がなお引き立ち美しい。
紀宝町ウミガメ公園  うみがめこうえん
【イラスト】 紀宝町ウミガメ公園  アカウミガメの観察や海辺の生き物に触れられるタッチングプールなど体験重視の施設。向かいの七里御浜にはウミガメが産卵に上陸する。




 


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