「コンテナターミナルゲートの効率化の手引き」を公開しました

　多くの海上コンテナ貨物が集まるふ頭エリアにおいて、コンテナターミナルゲートではコンテナの搬入・搬出を行うために多くのトレーラーが集中し、ふ頭内道路の慢性的な渋滞により物流効率が悪くなることが課題となっております。
　そこで、中部地方整備局港湾空港部では、名古屋港管理組合と名古屋港運協会と連携し、名古屋港飛島ふ頭において各々のコンテナターミナルが個別で行っていた作業・手続きを集約した「集中管理ゲート」の実証実験を行い、平成29年度まで「名古屋港飛島ふ頭物流効率化検討委員会」において効果検証を行ってきたところです。今般、この実験により得られた知見などの成果や取り組みをとりまとめた「コンテナターミナルゲートの効率化の手引き（以下、手引書）」を作成し、港湾空港部ＨＰで公開を開始しました。
　この手引書は、同じような課題を抱えた港湾管理者や事業者の皆様が、課題解決のための参考として活用することを目的に作成しており、各港湾における実務者のニーズに応じた使用が可能となっております。

【手引書の特長】
　・各港湾が抱える課題から、必要とする機能を逆引きできる構成であること。
　・機能ごとに想定される課題や解決のメカニズム、実施計画を整理したこと。
　・名古屋港飛島ふ頭の取り組みを具体例として盛り込み、分かりやすいものとしたこと。